オリジナル製作の前に

ピックルボールパドルの公認と、素材について。

公認の扱いと素材について、
製作の前に知っておきたいことをまとめました。

公認は完成したモデルごとに判断されます。打球面に使われるグラスファイバーとカーボンは、どちらの素材も公認の対象になります。公認の扱い、素材の違いの順にご案内します。

公認の扱いから読む
グラスファイバーとカーボンの素材感の違いを表すイメージ
素材の違いを表したイメージ(AI生成)。実物のサンプルや性能試験の結果ではありません。

01 — APPROVAL

公認は、完成した
モデルごとに判断されます。

オリジナルの絵柄で製作したピックルボールパドルが、公認パドルとして扱われるとは限りません。大会での使用を予定している場合は、製作の前にお知らせください。

USA Pickleball(USAP。旧称はUSAPA)の公認を受けるには、完成品が規格に適合する必要があります。規格では、ブランド名とモデル名(またはモデル番号)の明記に加えて、「USA Pickleball Approved」の公認ロゴまたは文字表記を入れることも定められています。大会の試合で使う場合は、使用するモデルが承認リストに掲載され、現在も承認されているかどうかが判断の基準になります。規格の詳細は、公式Equipment Standards Manual(英語PDF)に掲載されています。

オリジナルの絵柄を入れる場合の申請。

規格では、市販のピックルボールパドルに後から絵柄を加えることは、手書きの書き込みを除いて認められていません。公認パドルとして扱うには、オリジナルの絵柄・ブランド・表面仕上げを含む完成品が申請の対象になります。

自社ブランドの場合は、新規申請のほか、類似モデルとして申請できる場合もあります。類似申請には、2021年以降に完全試験を受けた元モデルと、材料・製法・表面仕上げが同一などの条件があります。提出品は、最終的な絵柄と、打球面のブランド名・モデル名、使用許諾を受けたUSA Pickleballの公認ロゴまたは文字表記を含む仕様にする必要があります。すべての試験を終えて承認されるまでは、公認のロゴや表記を付けて表示・販売することはできません。

公認試験にかかる期間と費用。

公式の申請FAQ(英語)では、通常試験の目安は4〜6週間、サンプルは9本を6か所へ送付すると案内されています。製作全体の納期には、デザイン・製造・輸送の時間も加わります。公式の試験料金は、製造者向けのログイン後に案内されています。

日本国内を含め、大会ごとに採用する規則や使用できる用具が異なる場合があります。参加前に主催者の大会要項をご確認ください。

02 — MATERIAL

グラスファイバーと
カーボンの違い。

グラスファイバーとカーボンは、主にピックルボールパドルの打球面に使われる素材で、どちらも繊維と樹脂を組み合わせた複合材料です。打球面の素材には価格や仕上がりの傾向があり、打ち心地は内部のコア、厚さ、発泡材、製法でも変わります。

打球面に使う2つの素材の比較
比較項目グラスファイバーカーボン
繊維ガラス繊維と樹脂炭素繊維と樹脂
価格の傾向比較的抑えやすい比較的高くなりやすい
デザイン写真やイラストの全面印刷に対応しやすい(製造先の案内)織り目を活かす仕上げも、ご相談いただけます
打ち心地反発感が特徴とされるが、構造で変わる打球感や制御性が特徴とされるが、構造で変わる
検討する用途価格を抑えたいグッズ、記念品、配布用など表面の素材にカーボンを選びたい場合など。重さや握り心地は実物サンプルでご確認いただけます

価格だけで選ばず、重さや握りやすさも実物サンプルで比べると、用途に合う仕様を選びやすくなります。パワーやコントロール、耐久性は素材だけでは決まりません。一般的な特性は、Selkirkの素材解説(英語)も参考になります。

03 — NEXT STEP

素材とパターンについて、
製作前にご相談いただけます。

写真やイラストのグッズ、チームのパドル、大会での使用など、つくりたいものをお聞かせください。本数・使う日・画像やロゴの有無をお知らせいただければ、パターンと印刷仕様をご案内します。

入稿データや、製作から納品までの流れは製作ガイドで、数量ごとの価格はトップの価格表でご覧いただけます。具体的なご相談は、お問い合わせフォームからお送りください。

パターンと印刷について相談する